ニキビには種類があるということをご存知でしょうか?
ニキビは、症状によって、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビの三段階に分けられます。
ニキビの最初の段階である白ニキビは、毛穴のなかに皮脂が詰まりふさがれた状態を指します。
この段階では、痛みやかゆみは生じません。
白ニキビのなかに溜まっていた皮脂が肌の表面に出て、開いた毛穴が黒っぽくなったものが黒ニキビです。
皮脂が酸化し、黒くなるため、見た目が気になる人も多いのではないでしょうか。
この黒ニキビが炎症を起こし、赤く腫れあがると赤ニキビとなります。
赤ニキビは、触れると痛みやかゆみを伴うこともあります。
こうした炎症のあるニキビを放置すると、色素沈着や、クレーターのように跡が残ってしまう可能性があります。
ニキビ跡を残したくない・治療を長引かせたくない人は、白ニキビの段階できちんと治療を行うことが重要となっています。
ニキビでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ニキビの原因
ニキビが表れる原因は、下記のことが考えられます。
- 皮脂の過剰分泌(思春期に起きやすいです)
- 皮膚の新陳代謝が良くない
- 細菌の増殖
- ホルモンバランスの乱れ
加えて、最近では、マスク着用によって、ニキビが増えるというケースも多くあります。
ニキビの治療
ニキビ治療の一例をご紹介いたします。
- 1)ビタミン剤(飲み薬)
皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビ跡ができる要因の活性を抑えることが期待されます。 - 2)抗生剤(塗り薬、飲み薬)
炎症を起こしているニキビ菌を殺菌する効果があります。
また、抗炎症作用もあり、ニキビの増殖を抑える効果もあります。 - 3)面ぽう圧出
細い針かレーザーでニキビに穴をあけて、医療機器を用いて毛穴につまった皮脂・角栓を取り除く方法です。
痛みに個人差はありますが、自分でニキビを潰す場合の痛みと近いと言われています。
皮膚へのダメージも少なく、炎症を抑え、ニキビの治りを早めることが期待されます。
保険診療の場合、一度の受診が1,000~3,000円以内に留まるケースが多くなっています。
もしかしたら、「ニキビで受診?」と思うかもしれません。
しかし、ニキビ跡を残さないためには、早いうちに正しい治療を行うことが大切となってきます。
というのも、症状の度合いによって異なりますが、2~3か月の治療である程度の効果が見られていると言われているからです。
ニキビができたら、患部にできるだけ刺激を与えないように、早めの受診を心がけましょう。